ボイトレ理論
「出し方」じゃ出せない理由。声は設計が9割
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──声は、筋肉ではなく「神経の設計」から始まる──
多くの人が「声を良くしたい」と思うとき、
最初に浮かぶのは“どう出すか”という方法論です。
けれど、MIXELM®が見ているのはその“手段”ではありません。
私たちが見ているのは、もっと深い部分──
声という現象をつくる「設計図」そのものです。
■ 声は、神経・呼吸・喉頭・共鳴・感情・思考・知覚の“循環”でできている
声とは、喉を鳴らす運動ではなく、
神経が身体を通して構築する循環現象です。
脳から生まれた信号が呼吸を動かし、
呼吸が喉頭筋を振動させ、
振動が共鳴によって形を持ち、
感情がその音に命を吹き込み、
思考が方向を定め、
知覚が再統合してフィードバックを生む。
この7つの循環(7Cycle Voice Design™)がそろったとき、
初めて「本来の声」は設計図通りに鳴り始めます。
この理論は特許庁に実用新案として登録され
「設計から声を再構築する」発声理論として
正式に認可された全体像を更新する唯一のメソッドです。
■ 喉頭は「声の中枢」──神経と呼吸の交差点にある生体エンジン
私たちが特に重視しているのは「喉頭(larynx)」です。
甲状披裂筋(TA)・輪状甲状筋(CT)といった喉頭筋群は、
脳幹から延びる反回神経(迷走神経枝)の支配下にあります。
つまり喉頭は、神経の指令が“音”へ変換される唯一の生体エンジン。
神経が意志を送り、呼吸が燃料を与え、喉頭が音を生む。
このわずか数センチの構造の中で、
「脳の信号が可聴化する」=人間特有の神経現象が起きています。
だからこそ、喉を“どう動かすか”よりも、
「喉が自然に動ける条件を設計すること」が最重要になるのです。
これが、MIXELMが「出し方」ではなく「設計が9割」と主張する理由です。
■ 7Cycle ― 声を再構築する「人間発声の地図」
| Cycle | 領域名 |
| ① 神経 | 制御と安全の基盤。延髄・迷走神経が声の安定性を司る。 |
| ② 呼吸 | エネルギー供給。横隔膜と肋間筋が声門下圧を形成。 |
| ③ 喉頭(筋構造) | 神経信号を物理的な振動へ変換する中枢装置。 |
| ④ 共鳴 | 声の色彩と存在感を決める空間設計。 |
| ⑤ 感情 | 声に熱量と情動を与える心理的ドライブ。 |
| ⑥ 思考 | 意識と意図の設計。声の“方向”を決定する。 |
| ⑦ 知覚(姿勢統合) | 感覚・自己モニタリング・姿勢制御による統合最適化。 |
この7つが有機的に循環しはじめると、
「筋肉を動かす」のではなく、
“神経が勝手に最適化してしまう状態”が起こります。
■ 努力ではなく、「再配線」が起こる
声を出す努力よりも、
声を出す“条件”を設計すること。
なぜなら、発声の本質は「筋トレ」ではなく「神経の再配線」だからです。
声が出ないのは喉の問題ではなく、
全ての回路がひとつの出口に向けて同期していないから。
MIXELMのトレーニングでは、
声を修正するのではなく、
「演奏者であるあなた自身の設計図」を再構築していきます。
身体が緩み、呼吸が通り、喉頭が自由を取り戻すと、
感情と意志が自然と同じ方向を向く。
その瞬間、「考えずに出せる声」──
真のミックスボイス(Neural Integrated Voice)が現れるのです。
■ 声は、あなた自身を映す鏡である
声は“技術”ではなく、最後は“在り方”です。
神経(制御)・呼吸(動力)・喉頭(変換)・共鳴(伝達)・感情(推進)・思考(設計)・知覚(統合)
──この7つの循環が整ったとき、
声は「音」から「意志」へと変化します。
声が整えば、思考が整い、
思考が整えば、人生が整う。
出し方ではなく、設計が9割です。